治療して美肌に戻そう!!
二キビとは?
ニキビの医学用語は尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と言います。
どんな病気か?
毛穴の中に皮脂がたまることで起こる、皮膚の慢性疾患です。
原因には?
- 過剰な皮脂の分泌
- 毛穴の出口の角化
- ニキビ菌の繁殖
- ホルモンバランス(ストレス・睡眠不足・月経)
- 生活習慣の乱れ
- 便秘
- 皮膚を強くこすりすぎて角質を傷つける
- 遺伝
いろいろあります。
症状は?
- 毛穴の先が閉じている閉鎖面皰(白ニキビ)
- 開いている開放面皰(黒ニキビ)
- 炎症を起こし、赤いぶつぶつ(丘疹/きゅうしん)
- 丘疹が進行すると、毛孔が破壊され、膿疱(のうほう)
さらに炎症がひどくなると、
- 皮膚の下に膿がたまった袋ができたり(嚢腫(のうしゅ))
- 硬く大きく触れる状態(硬結(こうけつ)あるいは結節(けっせつ))
になったりします。
炎症が治まって平らになっても、
赤み(炎症後紅斑(えんしょうごこうはん))が一時的に残ります。
この赤みは時間とともに消えますのでご心配ありません。
しかし、炎症が強いと、盛り上がったケロイド状の痕(あと)(肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん))やへこんだ痕(陥凹性瘢痕(かんおうせいはんこん))が残ってしまうことがあります。
顔以外にも背中や胸にもできます。
自分で治そうとするな!皮膚科に行こう!!
病気にかかると病院で診てもらいますよね。
ニキビも病気です。
皮膚科がある病院や医院の専門医に診てもらった方が絶対にキレイに早く治ります。
市販の薬塗れば大丈夫じゃないの?
と思うかもしれませんが、治らない可能性があります。
僕は市販の薬をネット等で調べて、いろいろ試しましたが治りませんでした。
皮膚科の医師に診てもらった方が自分に合った、お薬が早く見つかるので、費用も時間も節約できると思います。
またニキビは潰すことや刺激を与えては絶対にしてはいけません。
潰した方が早く治ると言う人もいますが間違えです。
むしろ悪化し炎症したり、ケロイドとして痕が残ってしまうこともあります。
僕はニキビを潰している動画を見て、変に自信が出てしまいニキビを潰す道具を買い、潰してしまいました。
今でも痕が残っています。
最初から皮膚科に行っておけば良かったと後悔しています。
予防
予防法は?
- 肌の保清
- 肌を刺激から守る
- 食事の見直し
- 十分な睡眠
- ストレスの改善
があります。
・肌の保清
余分な皮脂や肌についた汚れを落とすためにも、洗顔は大切です。
ですが肌の乾燥も大人ニキビの要因となるため、洗い過ぎに十分注意します。
1日2回の洗顔を基本とします。
よく泡立てた洗浄料を使い、やさしく洗うことが大切です。
洗顔後は、肌のバリア機能を正常に保つために、保湿ケアでうるおいを補給します。
顔に触れる機会の多い枕カバーやメイク用のブラシやパフなども、常に清潔にしておきましす。
肌を刺激から守る
洗顔時は強く擦らないようにします。
スクラブ入りの洗顔料は皮膚を傷つけてしまうので、使用を避けます。
髪の毛先が触れるとニキビを刺激することになるので、髪型を短めにする、まとめるなど工夫します。
紫外線を避けましょう。
紫外線を浴びると、肌の乾燥が進んで角層が厚くなったり、皮脂が酸化しニキビを悪化させたり、できやすくすることがあります。
帽子や日傘、UVカット加工のストールなどとともに、日焼け止めを活用します。
日焼け止めのなかには、ニキビや肌荒れなどトラブルが起きやすい肌には刺激が強すぎるものもあります。
日焼け止めを選ぶときは、刺激少なくすぐに落とせるものを選ぶのがよいでしょう。子供でも使えるもの等おすすめです。
男性の場合は?
髭を剃るときの刺激によって皮膚のバリア機能が破壊されることで、ニキビができやすくなります。
カミソリや電気シェーバーの切れ味が悪くなると肌を傷つけることがあります。
また刃が不潔になる可能性もあるので、こまめに刃を交換することが大切です。
剃る前に肌を水で濡らし、シェービング剤などをつけてひげをやわらかくしてから剃りはじめます。
剃った後は保湿クリームなどでケアして、乾燥を防ぎましょう。
女性の場合は?
メイクが悪化要因となることがあります。
すでに大人ニキビができている場合は、油分の多い化粧品を避けるのがおすすめです。
ファンデーションを控えめにしてポイントメイクを強調するなど、目線をニキビ以外の部位に持っていくような工夫も効果的です。
クレンジングでシートタイプのものを使うと肌への刺激が気になります。
その日のメイクに合わせて、なるべく負担のないクレンジング剤を選ぶことが大切です。
メイク汚れが毛穴に詰まったままにならないよう、洗い残しに注意しましょう。
食事の見直し
食事は、体の内部からのケアにつながりますのでバランスの良い食事をします。
控えた方が良い事
- 欠食(無理なダイエット)
- 暴飲暴食
- 間食
積極的に摂取した方が良い物
- 肌の材料となるタンパク質
- 肌の新陳代謝を促したり皮脂量をコントロールしたりするビタミンB2・ビタミンB6
- 血行を促進して肌荒れの解消を助けるビタミンE
- 便秘の改善に役立つ食物繊維など
大人のニキビには、
- 肌のターンオーバーを整えるビタミンA
- ストレスによる肌のバリア機能の低下を防ぐビタミンB1やビタミンC
を摂取しましょう。
糖分の多い食べ物や動物性脂肪の多い食べ物は、皮脂の成分であるTG(トリグリセリド)を増やしますので、控えめにしたほうがよいかもしれません。
チョコレートやアーモンドなどもニキビの原因になる可能性はあるので、控えても良いかもしれません。
十分な睡眠
睡眠中は成長ホルモンの影響で細胞分裂を行い修復・再生されます。
ニキビをはじめ、荒れてしまった肌を生まれ変わらせるには、十分な睡眠が欠かせません。
ストレスの改善
ストレスにより皮膚の免疫力を低下させ、ニキビの炎症が強くなったり、ストレスにより皮膚の再生力が低下したりします。
ニキビを無意識に触ったり、睡眠不足になったりして、ニキビの悪化に影響を与えます。
治療
日本皮膚科学会のにきび治療のガイドラインでは、アダパレン系(ディフェリンゲル)という毛穴の詰まりに効果があり、にきびをできにくくする薬と、アクネ菌や炎症に有効な抗生物質の飲み薬と塗り薬を強く推奨しています。
日本皮膚科学会が策定しているアダパレン系(ディフェリンゲル)以外に使われているのは過酸化ベンゾイル系(ベピオゲル、デュアックゲル)です。
ちなみに僕は過酸化ベンゾイル系を使用しています。
どちらも良い治療薬ですが、それぞれ効き方の特徴が異なっています。
- アダパレン(レチノイド作用):毛穴のつまりを取ることが得意。
- 過酸化ベンゾイル(角質剥離作用と抗菌作用):毛穴のつまりをとるが、耐性菌が出現しないような抗菌作用もある。
どちらの治療薬も最終的には効果が出るので、再発予防(維持療法)をする方法が、標準的な治療法です。
またその他の治療は毛穴にたまっている皮脂を針で穴をあけて押し出す面皰圧出という処置やケミカルピーリング、漢方などがあります。
ケミカルピーリングは保険適用外の可能性があるので詳しくは医療機関にお問い合わせください。
にきび治療の柱になっている治療薬(ぬり薬)は、見えないレベルの毛穴のつまりを取り除くことで、にきびの出来にくい肌を維持します。
状態が良かろうが悪かろうが、長期間にわたって使い続けることが大切です。
僕も今でも塗り薬を使用しています。
寝る前に一回だけです。習慣になっていますので苦ではないです。
ニキビはできにくくなっていますし、肌もキレイですので満足しています。
まとめ
ニキビを潰さず皮膚科に受診していれば、もっとキレイな肌だったと思います。
「病院に行くのは面倒だ。時間がかかる」等と思って、自分で何とかしよう思わず受診するべきでした。
年を重ねると治りも悪いです。
思春期ニキビと大人ニキビの違いはこういった点でも違いました。
ニキビの痕が少し残ってしまい今でも後悔していますが、現在「肌がキレイだね」と言われるくらい肌が戻りました。
ニキビで困っている方はまず皮膚科へ。
近道は地道に治療することです。
頑張りましょう。
僕も治療続けます。
今回はここまで。ありがとうございました。
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