新型ウイルスで日本国民120万人死ぬのを待つか?
ワクチンで集団免疫を獲得するか?
この二つの状況でワクチンを接種するのか、接種しないのかが問われています
今回はコロナワクチンの必要性について説明していきます
新型コロナウイルスとは
「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」はコロナウイルスのひとつです。
コロナウイルスには、一般の風邪の原因となるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」ウイルスが含まれます。
ウイルスにはいくつか種類があり、コロナウイルスは遺伝情報としてRNAをもつRNAウイルスの一種(一本鎖RNAウイルス)で、粒子の一番外側に「エンベロープ」という脂質からできた二重の膜を持っています。
自分自身で増えることはできませんが、粘膜などの細胞に付着して入り込んで増えることができます。
ウイルスは粘膜に入り込むことはできますが、健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。物の表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいます。ただし、物の種類によっては24時間~72時間くらい感染する力をもつと言われています。
手洗いは、たとえ流水だけであったとしても、ウイルスを流すことができるため有効ですし、石けんを使った手洗いはコロナウイルスの膜を壊すことができるので、更に有効です。
手洗いの際は、指先、指の間、手首、手のしわ等に汚れが残りやすいといわれていますので、これらの部位は特に念入りに洗うことが重要です。
また、流水と石けんでの手洗いができない時は、手指消毒用アルコールも同様に脂肪の膜を壊すことによって感染力を失わせることができます。
どのように感染するか
一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。
閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。(WHOは、一般に、5分間の会話で1回の咳と同じくらいの飛まつ(約3,000個)が飛ぶと報告しています。)
「飛沫感染」とは: 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染することを言います。
「接触感染」とは: 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。
他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることにより粘膜から感染することを言います。WHOは、新型コロナウイルスは、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙では最大24時間生存するなどとしています。
致死率
新型コロナウイルスは2%です。
同じコロナウイルスで重症急性呼吸器症候群(SARS)は10%(5倍)、中東呼吸器症候群(MERS)は35%です
インフルエンザは0.02%です
新型コロナウイルスはインフルエンザの100倍の致死率
再生産数
まだ誰もその免疫を持っていない集団の中で、1人の感染者が次に平均で何人にうつすか”を表した指標です。
新型コロナウイルスは2人です。
なので普通に増えます。
致死率・再生産数からみて考えられること
同じコロナウイルスで重症急性呼吸器症候群(SARS)と中東呼吸器症候群(MERS)は重症化しやすく、すぐに対策され隔離や治療できていた
今回の新型コロナウイルスの重症化はSARS・MERSに比べ低く対策されにくい。
重症化しない人が隔離されず出回るため、増えている
集団免疫とワクチンの必要性
ウイルスや細菌などに対し、人口の一定以上の割合が免疫をもつと、感染者が出てもほかの人への感染が減って流行しなくなることを「集団免疫」という状態になります。
今、世界が目指しているのがこの集団免疫です。
新型コロナウイルスは再生産数が2人なので、50%の人が免疫(集団免疫率)を獲得すればコロナは恐るるに足りないということになります。
自然免疫の場合は国民の50%(日本人人口 1億2333万4千人の50%の6166万7千人)がコロナにかかれば大丈夫ということです。
ですが致死率2%なので国民の半分の6166万7千人コロナにかかったとしたら約123万3千人が死亡するということになります。
現在(5月13日)の死亡数は約1万1千人です。
あと100倍の人が死亡しなければなりません。
そのためにもワクチが必要となります。
ワクチンの副作用
これまでに認められている副反応にはどのようなものがあるか?
- 注射した部分の痛み
- 疲労、倦怠感
- 頭痛
- 筋肉や関節の痛み
- これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか。
- アナフィラキシー(急性のアレルギー反応)
等がみられることがあります。
副作用で重篤なのはアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)です。
100万人に5人だと言われています。0.0005%の確率です。
%からみると自然免疫(コロナにかかる)よりもワクチンを打った方が重篤化しにくいと言えます。
もしアナフィラキシーショックが起きた場合は医療スタッフが素早く対応します。
さらに重篤化の確率は下がると言えます。
副作用の方がコロナにかかるより重篤化しにくいのに不安なのか
なぜ副作用の方がコロナにかかるより重篤化しにくいのに不安なのか?
簡単に言えば超新しいワクチンだからです。
今回のワクチンは核酸(RNA)ワクチンです。
この核酸ワクチンが完成(実現)するのには10年から20年はかかると数年前に言われていました。
なので検証や実証が不十分であり、予測できない部分があります。
そのため不安になります。
ワクチンを打った感想
注射を打った時(針を刺したとき)はインフルエンザワクチンより痛くない人がほとんどです。
副作用は8割の人が筋肉痛になっているようです。
僕も打った時はインフルエンザワクチンより痛くなかったですが、筋肉痛になりました。
普段お酒を飲んでいる人は打った時から酔っぱらったようになったと言う人もいます。
痛み等の副作用が出た時間は接種から3時間~12時間後と人によってばらつきがあります。
僕は12時間後と遅めでした。
筋肉痛と倦怠感(だるさ)を強く感じました。
1回目の接種と2回目の接種を比べると2回目の方が強く副作用が出ています。
1回目の副作用が筋肉痛だけの人でも2回目発熱が出る人もいます。
僕は1回目の接種で副作用が辛いと感じたので2回目の接種は早めに(市販の)解熱鎮痛剤を服用しました。
そのおかげで1回目よりも2回目の方が楽でした。
まとめ
タイトルではワクチンを打った方が良いと書きましたが、ワクチン接種は自己判断です。
正しい知識と正しい情報を自分で学び、間違った情報で困惑しないようにしましょう。
今すぐできることもあります。
1.密集・密接・密室を避ける
2.安全な距離を保つ
3.こまめに手を洗う
4.室内換気と咳エチケット
この4つです。
あと約123万3千人の人が死亡する可能性があります。
大切な人のことを思って地道に頑張りましょう。
新型コロナワクチンについて知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。
今回はここで終わりです。ありがとうございました。
コメント