「呪術廻戦」228話の「ガゴンッ」が気になったので伏黒恵「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」ついて解説

「呪術廻戦」228話の「ガゴンッ」が気になったので伏黒恵「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」ついて解説します。

現在228話で五条と宿儺が激闘を繰り広げていますが、最後の描写が気になった人は多いと思います。

それが「ガゴンッ」です。

これは八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)が後出しジャンケン成功した時の合図です。

そもそも八握剣異戒神将魔虚羅は禪院家の術式「十種影法術」で顕現させる強力な式神のことです。

次の229話では「十種影法術」が使われる可能性が出てきたので解説していきます。

術式「十種影法術」(とくさのかげほうじゅつ)とは?

影を媒介として調伏した十種の式神を召喚する術です。

禪院家相伝の術式の一つとなり、もう一つは投射呪法(直毘人や直哉が披露した)です。

十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)の由来とは?

十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)の名前の由来は、「古事記」「日本書紀」と並ぶ史書「先代旧事本紀」に登場する、霊力を宿した十種類の神の宝・十種神宝(とくさのかんだから)に由来しると考えられます。

伏黒の式神には十種神宝(とくさのかんだから)に由来する模様がついています。(例えば満象の額には十種神宝の一つ辺津鏡(へづかがみ)が描かれています。)

十種神宝は、霊力を宿した神の宝であり、国家の隆盛も滅亡も操作できるほどの霊力を備えているそうです。

式神一覧

玉犬「白」「黒」「渾」

玉犬「白」

十種影法術はまず2匹の玉犬だけ与えられる

玉犬「白」は真っ白な犬の式神です。紋様:道返玉(ちかへしのたま)

嗅覚が優れており匂いによって呪力を感知することが出来ます。

玉犬「白」は一番最初に伏黒恵が召喚した式神で、伏黒恵は呪いが発生している現場ではとりあえずこの式神を出すところから始めます。

扱いやすく戦闘力は低いですが、呪力を特定できるという事で役に立つ式神です。現在は破壊されてしまったので召喚できなくなりました。

玉犬「黒」

玉犬「黒」は玉犬「白」と色違いの式神です。紋様:足玉(たるたま)

玉犬「黒」も嗅覚によって呪いを探知することが可能で、通常は式神は1対以上は同時に召喚することが出来ませんが玉犬「黒」と玉犬「白」は同じ玉犬という式神なので一緒に召喚することが出来ます。

玉犬「渾」

破壊された式神の術式と力は他の式神に引き継がれる

玉犬「渾」は玉犬「白」の能力を「黒」に引き継がせることで生まれた新たな式神玉犬です。紋様:道返玉(ちかへしのたま)+足玉(たるたま)

特級呪霊・花御を相手にダメージを与えるほどの速さと攻撃力をもっており「白・黒」と合体し、パワーアップした玉犬といえます。

鵺を召喚した伏黒

鵺は飛行能力を持っている鳥型の式神です。

身体に雷を纏って相手に体当たりしたり電撃を与え感電させるなどの攻撃が出来ます。

攻撃性能も高い鵺ですが、攻撃だけでなく移動に使うことも可能です。

大蛇

宿儺を攻撃する愚地独歩

大蛇は巨大な蛇型の式神です。紋様:生玉(いくたま)

伏黒恵が宿儺と初めて戦闘を行った時に召喚しました。

相手を捕食したり拘束することが出来ます。

ですが、宿儺と戦闘した際に破壊されてしまっています。

蝦蟇

野薔薇を助けるシーン

蝦蟇は大きなカエルの式神です。紋様:沖津鏡(おきつかがみ)

蝦蟇は舌を伸ばして対象を捕まえたり攻撃することができます。

蝦蟇の体内には人間が入る事もでき、作中では野薔薇をそのまま式神の中に入れて一緒に逃げています。

満象

十種影法術の式神:満象(ばんしょう)

満象とはゾウの式神です。紋様:辺津鏡(へつかがみ)

式神の中ではかなり大きなサイズの式神です。

満象は大量の水を放出することが出来きます。

また象だけに巨体で力と重さもあり、敵を押しつぶすこともできます。

ただし呪力消費量が多いようです。

脱兎

脱兎は大量のウサギを召喚するという式神です。

召喚された式神は一匹の攻撃力は非常に低いですが圧倒的な数で、相手を妨害するサポートタイプです。

円鹿

宿儺が呼び出した、鹿の式神です。

反転術式により術者の傷を治癒したり、相手の呪力を中和してを消しさることができます。

貫牛

宿儺が呼び出した、牛の式神です。

貫牛は直進方向に突進して攻撃します。

直線でしか動けない代わりに距離を取るほど威力を上げます。

八握剣 異戒神将 魔虚羅

最強の式神 魔虚羅の登場シーン

十種影法術(伏黒の術)最強の式神で、過去の十種影法術使用者の誰も調伏出来なかった存在です。(宿儺は調伏した)

紋様は頭と右腕に実態として具現化している。紋様:八握剣(やつかのつるぎ)

右手の剣は対呪霊に特化した「退魔の剣」で、反転術式と同様の正のエネルギーを帯びています。

宿儺でさえ「虎杖の肉体に宿った状態でなければ、滅ぼされていた」と言わせるほどです。

攻撃を受けた後に背後にある法陣が回転することで、その攻撃を分析し耐性と攻略法を獲得します。

両面宿儺曰く、「最強の後出しじゃんけん」の能力とされています。

また、同時に傷も癒すことができます。

唯一の破り方は、八握剣異戒神将魔虚羅が適応する前に、初見の技を使って倒すしかありません。

今回「ガゴンッ」と音がなっていますが、何の術式に対して攻略したのか分かりません。

五条悟の攻撃(技)は以下のものがあります。

呪術廻戦 五条悟

  1. 術式無下限術式。(日常至る所にある無限を現実化させるもの)
  2. 術式順転「」。(空間に吸い込む反応を作り出す技)
  3. 術式反転「」。(「蒼」と反転した効果で発散・弾き飛ばす技)
  4. 虚式「」。(「蒼」と「赫」を合わせた複合術式)
  5. 領域展開、無量空処。(知覚や伝達に無限回の作業を強制する(敵の五感を奪う効果))

この中のどれかが攻略されたと思われます。

10体目はまだ不明か?

十種影法術ですが10体目の式神がまだ登場していません。

もし神とされた者を呼び出せるとしたら・・・復活?

拡張術式

式神同士を合体させる術式です。

単体で召喚した式神よりも弱いですが、破壊されてしまったとしても何度でも再召喚することが可能です。

不知井底

カエルを大量に召喚している伏黒

不知井底とは鵺と蝦蟇を合体させた式神です。

不知井底は小さい羽の生えているカエルで、能力は単体で召喚した鵺・蝦蟇よりも弱いです。

不知井底は破壊されてしまったとしても何度でも再召喚することが可能という事も有り、伏黒恵は不知井底をお気に入りの式神として使用しているようです。

考察・まとめ

宿儺は伏黒恵のよりも呪力や術式の能力が高いため、魔虚羅を使いこなせています。

そのため、すでに後出しジャンケンに成功できている可能性が高いです。

ですが魔虚羅に後出しジャンケンを成功させられても、ただではやられないのが五条悟です。

まだ双方に奥の手を隠していると思いますので戦闘はまだ続くと思います。

次回229話は、7月18日(火曜)発売予定の週刊少年ジャンプ 2023年33号に掲載されます。

とても楽しみです。

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