『Re:ゼロから始める異世界生活』を執筆した長月達平と、そのアニメ化作品で脚本を一部担当した梅原英司が、共同で原案・シリーズ構成・オリジナルアニメ作品
アニメ好きとリゼロ好きには待望の作品が今期から放送中です
僕の中では★★★★☆です。
少し覚悟して見ないと頭がパンクします!情報量が多めです。
少しネタバレもありますのでご注意ください。
- あらすじ
- 登場キャラクター
この2つでお腹いっぱいになります
あらすじ
AIと歌の2つを主題としており、異なる使命をもった2体のAIを中心としたSFヒューマンドラマです。
2061年、施設のAIキャストとして1年になる史上初の自律人型AIヴィヴィは、歌でみんなを幸せにする使命のため、テーマパーク「ニーアランド」(夢と希望と科学が混在したAI複合テーマパーク)のステージで歌っていた。
しかし、その人気は今ひとつだった。
自らに与えられたその使命を果たすため、いつか心を込めた歌を歌い、園内にあるメインステージに立つことを目標に歌い続けるヴィヴィ。
そこへ100年後の未来からAIのマツモトがやってくる。
マツモトは100年後のAIと人間の戦争を止めるため、ヴィヴィに協力を求める。
ヴィヴィは不審に思いながらも、AI史の転換点を修正する「シンギュラリティ計画」に協力する。
これは<私>が<私>を滅ぼす物語――
AIの『歌姫』ヴィヴィの、百年の旅が始まる。
とあらすじだけでもカッコいい感じです。
登場キャラクター
・ヴィヴィ
本作の主人公。AI複合テーマパーク「ニーアランド」のキャストとして生み出された史上初の自律人型AI。製造型番A035624。
見た目は水色の髪と瞳が特徴的で初音ミクのお姉さんみたい感じです。
AIとしての使命は「歌でみんなを幸せにすること」。
約束や想いを重視し、人類に仕えるAIの『歌姫』。
ヴィヴィとは霧島モモカにつけられたあだ名であり、正式な愛称は「ディーヴァ」。
シンギュラリティ計画で行動する際には偽名として好んで「ヴィヴィ」の名を使っている。
園内での人気は今ひとつながら、歌で皆を幸せにするという使命を胸に、いつか園内のメインステージで歌唱する目標を掲げている。
基本的にポーカーフェイスで表情をあまり変えることはないが、「AIは使命に純粋になるべき」という考えを持っており、自身の使命を貶されることを嫌い、感情的になる一面もある。
自身の歌を聞いてほしいという想いから人や他のAIを助け出そうとする強引な一面もある。
また、身体能力は生身の人間のそれを凌駕しており、洞察力も高い。
正史において、ヴィヴィ自身は近くない将来で「ニーアランド」のステージから降ろされ、博物館に永久に保管されることでその使命を終えることになっており、その結果100年後の未来でAIの暴走に巻き込まれずに済んだ唯一のAIとなっている。
そのため、100年前の過去へとタイムスリップしたマツモトの転送先に選ばれることになった。
マツモトと出会った当初は彼を信用していなかったが、相川議員の救助の件で自身の未来や言うことを受け入れていき、彼と度々衝突しつつも共に未来の改変に動くことになる。
また、シンギュラリティ計画による歴史の修正の影響でお客が増えたことやエステラの出会いを機に、戦争が起きることで使命に生きたAIたちに申し訳が立たないという理由から、計画の完遂に積極的に動くようになる。
・マツモト
100年後の未来からやってきた、松本博士が開発したAI。名前は製作者の名前に因んで自身で名付けた。
ヴィヴィのボディの中にAIデータとして転送されてきた。
見た目は誕生日プレゼントであるテディベア(青っぽい色)に自身のAIデータを移し、4話まではその姿で行動する。本来の姿はサイコロ状の立方体であり、5話からは世界のAI技術がマツモトの本来の体を作れる程に発展したため、以降は立方体の姿で登場する。立方体の姿では飛行が可能。
AIとしての使命は「AIと人類の戦争を回避すること」。
AIでありながら個性的で、お喋りかつ自信過剰な一面を有する。
その反面、口調は丁寧で演算能力も優秀ではあるものの、AIと人間の最終戦争とは関係ない不必要な未来の改変は一切許さない冷徹かつ冷酷な一面も持っており、ヴィヴィが勝手な行動を取ろうものなら実力行使に及ぶこともある。
未来を変えるためならターゲットとなるAIの破壊を考えるなど、手段を選ばないこともあり、ヴィヴィからは「短絡的」だと批難されている。
100年後に勃発するAIと人間の最終戦争を回避するため、AIを滅ぼす『シンギュラリティ計画』への協力をヴィヴィに要請する。
ヴィヴィの予測不能かつ不確定すぎる行動に困惑しつつも、未来を変えることを受け入れた彼女と度々衝突はしつつも、行動を共にすることになる。
ヴィヴィのことを最初は「ディーヴァ」と呼んでいたが、彼女がシンギュラリティ計画を完遂することを決意してからは「ヴィヴィ」と呼ぶようになる。
・エステラ
大気圏外にある宇宙ホテル「サンライズ」で働くAIスタッフ。
AIとしての使命は「ライフキーパーとして人間のお世話をすること」。
船外活動中の事故で亡くなった前オーナーの代わりに、オーナーとして就任しており、サンライズの全システムを掌握している。
見た目は金髪。銀河鉄道999のメーテルみたいな感じ。
物腰は丁寧で、包容力があり、親しみやすい性格をしている。
「サンライズで働くAIたちは家族である」と称しており、ヴィヴィにも気さくに接している。また、宿泊客たちがホテルのシステムの誤作動で動揺した際も適切な対応を取り、歌で不安を緩和するという一面も見せている。
シスターズと呼ばれるAIの一体であり、ヴィヴィから数えて数世代後の後継となる製造型番D09番台の直系機であり、言わば妹に当たる存在。
正史(マツモトが来た世界線)ではサンライズを地球へと落として、多くのホテル宿泊者の犠牲者を出す通称「落陽事件」を引き起こしたことでAIとして欠陥があるとされていた。
・エリザベス
エステラの双子機として造られ、実験後に廃棄されたAI。
その後、反AI組織『トァク』によって拾われ、戦闘技能を習得した。
性格はエステラと対照的に、非常に攻撃的になった。かつてはエステラと同様に穏やかで姉思いの優しい性格であったが、トァクのメンバーになってからはクールで攻撃的な性格へと変化。
髪の色もエステラが金髪であるのに対してエリザベスはプラチナブロンドである。
エステラからは「ベス」と呼ばれている。しかし、製造から1年足らずで破棄され、後にユウゴに拾われてトァクのメンバーとなり、ユウゴをマスターと呼称するようになった。
元から使命を与えられていたエステラを疎ましく思っている一方で、自身に居場所や使命を与えてくれたユウゴに感謝しており、彼のために使命を果たそうとしている。
落陽事件においてはエステラに成りすましてサンライズに潜入しており、ルクレールを利用してサンライズのコントロール装置を奪った後に彼女を破壊。
サンライズを地球への落下軌道へと下げるようにコントロールした。
・グレイス
病院や研究機関などで働く看護AI。
AIとしての使命は「看護AIとして人間の命を助けること」。
患者に安心を与えるよう、微笑を絶やさず、常に丁寧な口調で話す白衣の天使。
見た目はおっとりしている。黒髪。
エステラと同様に製造型番K05番台のシスターズの内の1体。
就役時期はヴィヴィの1年後(落陽事件の時に稼働年数が15年)で、冴木タツヤが幼少時に病院に入院した際に看護担当になっていたことがある。
正史ではエステラが原因で起きた(と思われていた)落陽事件の影響で悪化したAIと人間の関係を正すべく、AI擁護のために初めて人間(冴木タツヤ)と結婚したAIである。
この出来事がAIと人間を繋ぐ架け橋となり、彼女と冴木は歴史にその名を残している。
修正史では、冴木の元で暮らしていると思われていたが、それはグレイスに似せた彼女の同型機のサポートAIであり、オリジナルである本物のグレイスは冴木がかかわった使命変更実験の末、用途変更でメタルフロートの管理AIとなっており、メインタワーの中枢に核となる部分と癒着して一体と化してしまっていた。
マツモト曰くメタルフロートを動かしているAIロボットの一つ一つがグレイスそのものであり、それらのデータを回収して彼女を取り戻すことは不可能であると断じている。
・M
海上無人プラント『メタルフロート』の土木作業用AI。
AIとしての使命は『人類のためにメタルフロートの発展に貢献すること』。
同じボディの個体が無数に存在している。見た目はロボット。R2-D2。
使命のみに純粋に生きるアナログなAIの一体であり、機械音で淡々と話す。
作り物のおもちゃに対してヴィヴィに質問をし、「可愛い」と答えられたことでそれを認識するなど、命令や言われたことに背かない従順な一面が見られており、M本人も人間のために従い、奉仕できることに満足していると答えている。
・オフィーリア
各地の小劇場で活躍する歌姫AI。
AIとしての使命はヴィヴィと同じく「歌でみんなを幸せにすること」。
普段は少し人見知りでおっちょこちょいだが、ステージでは圧巻の歌唱を披露する。
正史ではAI史上初の自殺をしたとされている。
下記からは人間の紹介です。
・霧島モモカ
ヴィヴィのファン。
いつもニーアランド内の小さなステージにやってきてアドバイスを送るなど、何かとヴィヴィを気にかけている。
乗っていた飛行機のエンジンの燃料漏れが原因による爆発事故に巻き込まれて死亡。
なお、ヴィヴィは彼女が飛行機事故に遭う未来を知って助け出そうとしていたが、不必要な未来の改変と判断したマツモトがそれを半ば強引に妨害したため果たされることはなかった。
ユズカという妹がいる。
・霧島ユズカ
モモカの妹。
宇宙ホテル「サンライズ」に宿泊している乗客。
家族旅行の最中、宇宙にも好奇心いっぱい。
テロリスト集団「トァク」の起こした事件に巻き込まれるも、ヴィヴィに救助されて最終的にサンライズを脱出。
ヴィヴィから死亡した姉のことを知らされ、彼女からプレゼントのぬいぐるみを託されたことで感謝の言葉を述べた。
・松本博士 / 松本修
AI開発に従事する研究者。
歴史を変えるためにマツモトをヴィヴィがいる100年前の世界へ送り込む。
マツモトの開発者であり、世界有数の人材。
・相川ヨウイチ
AIに人権を与える法律となる「AI命名法」を提唱する議員。
人当たりはいいが、目立った功績は上げていない。
正史ではテロリスト集団「トァク」により殺害され、AI命名法が制定されるきっかけとなった。
しかし、未来を改変するために行動したヴィヴィとマツモトに救出されることになり、その後は彼女の影響を受け、AIを優遇するという「AI人権法」を制定することになった。
・垣谷ユウゴ
反AI集団「トァク」のメンバー。
若く、トァクの啓蒙活動に積極的。
AIに対しても強い恨みを抱いており、「ただ命令に従うもの」という認識を持っているが、AIのヴィヴィに命を救われたことに何とも表現しがたい複雑な思いを抱いている他、かつては自身もAIに何らかの愛情を持っていたとされるような描写もある。
相川議員への襲撃にも疑問を抱かずに参加したが、それに伴う戦闘の最中に天井が崩落して下敷きになって死亡する危機に直面。たまたま近くにいたヴィヴィが傷つきながらも体を張って守ったことで、自身も崩落した天井の破片で顔に傷を負いながらも救出された。
相川議員を襲撃した事件から15年後の落陽事件では「トァク」の実行部隊のリーダーとなっており、その容姿も顔の傷跡が未だに残っている中年男性という、歳相応のものとなっている。
破棄されたエリザベスを拾って仲間とし、彼女や「人間の」メンバーを率いてサンライズを襲撃して、多くの「人間の」被害者を出す形で地球上へ落とすことで人間にAIに関する不信感を抱かせようと目論んでいたが、ヴィヴィとエステラに阻止されて失敗に終わる。
この最中、監視カメラが捉えた映像の中にヴィヴィが映っていたことで自ら彼女を破壊しようと単独で出向こうとするが、エリザベスによって睡眠薬を注射されて眠らされ、最終的には他のメンバー共々サンライズから脱出して生き残った。
その後、今度は海上無人プラント「メタルフロート」への攻撃を計画し、多数のヘリコプターやホバークラフトからなる攻撃部隊を用意して攻撃を仕掛けるが、後述する冴木の依頼を受けたヴィヴィの行動が予想外のメタルフロートの暴走を招いた結果、ヘリコプターやホバークラフトは高速での体当たり攻撃を仕掛けてくる土木作業用AIによって次々と破壊され、自身も攻撃を受けて海中に投げ出されたところをまたしてもヴィヴィに救出されることとなった。
ヴィヴィとマツモトに反発する一方で、多くの犠牲を出した末に生き残ったのが自身を含めたごく少数のみという状況では作戦遂行が困難と判断し、警備AIに捕まって危機に陥った彼女を助けた。
・冴木タツヤ / 冴木達也
海上無人プラント『メタルフロート』の建設に関わったAI研究者。
この時代におけるシンギュラリティポイントの鍵を握る人物。
まとめ
他にも登場人物はいますが紹介しきれません。
AIが人間のように考え動いている世界。未来過ぎる。
映画のような迫力ですが登場人物の思いは繊細に描かれています。
もっと紹介したいですが見る人で紹介する視点が違ってくると思います。
なのでぜひ見てもらいたい作品です。
今回はここまでです。ありがとうございました。
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