こんにちは。30代の看護師のぺーぺーです。
今回は、高配当を目指す米国ETFのJEPQとQYLDについて、自分なりに調べてみたことをシェアしたいと思います。
JEPQとQYLDはどちらもNASDAQ100に連動するETFですが、投資戦略やリターン、リスクなどに違いがあります。
私は最近、JEPQに興味を持ち始めました。なぜなら、JEPQはNASDAQ100の成長性の高い銘柄に投資しつつ、コールオプションの販売で収入を得るという斬新な方法で高配当を目指しているからです。現在の分配金利回りは約13.4%という驚異的な数字です。
一方、QYLDはNASDAQ100の全銘柄を保有し、カバードコール戦略で収入を得るというシンプルな方法で高配当を目指しています。現在の分配金利回りは約11.7%という高水準です。
では、JEPQとQYLDの違いをもう少し詳しく見てみましょう。
トータルリターンについて
まず、トータルリターンについてですが、JEPQは2020年5月に設立されたばかりで歴史が浅いですが、過去1年間のトータルリターンは-0.37%です。
これは、NASDAQ100の上昇に一部参加できる可能性があることを示しています。しかし、ELN(エクイティリンク債)を活用しているため、原材料価格や需給バランスの変動に影響を受けやすく、市場環境が急変すれば損失を被る恐れがあります。
ELNは株価や株価指数などに連動する債券の一種です 。ELNの価格は原材料の価格だけでなく、金利やボラティリティなどにも影響を受けます 。
一方、QYLDは2013年12月に設立されており、過去1年間のトータルリターンは-10.19%です。これは、NASDAQ100の上昇にほとんど参加できないことを示しています。
しかし、カバードコール戦略を採用しているため、市場環境に関係なく安定した収入を得られます。ただし、対象株価が大きく上昇した場合に損失価格が極大化するリスクがあります。
経費率や純資産総額について
次に、経費率や純資産総額についてですが、JEPQは経費率が0.35%でQYLD(0.6%)よりも低く、純資産総額が約10億ドルでQYLD(約7億ドル)よりも高いです。これは、JEPQの方がコストパフォーマンスや流動性が高いことを示しています。
銘柄数や上位10銘柄構成比について
最後に、銘柄数や上位10銘柄構成比についてですが、JEPQは銘柄数が103で上位10銘柄構成比が15.54%でQYLDよりも多く、QYLDは銘柄数が103で上位10銘柄構成比が54.25%でJEPQよりも少ないです。
これは、JEPQの方が分散投資効果が高く、個別銘柄の影響を受けにくいことを示しています。
「上位10銘柄構成比」というのは、株価指数の構成銘柄の中で、時価総額や株価などによって算出されるウエイト(重み付け)が高い上位10社の合計値のことです。
上位10銘柄構成比の%が高いと他の構成銘柄比が少なくなるとということ。
JEPQとQYLDの比較表
項目 | JEPQ | QYLD |
---|---|---|
対象指数 | NASDAQ100 | NASDAQ100 |
分配金利回り | 約13.4% | 約11.7% |
トータルリターン(過去1年) | -0.37% | -10.19% |
経費率 | 0.35% | 0.60% |
純資産総額 | 約10億ドル | 約7億ドル |
銘柄数 | 103 | 103 |
上位10銘柄構成比 | 15.54% | 54.25% |
主なリスク要因 | ELNの変動リスク、流動性低下リスク | コールオプション行使リスク、高経費率・高課税率 |
まとめ
以上のように、JEPQとQYLDはともに高配当を目指す米国ETFですが、対象指数や投資戦略、リターンやリスクなどに違いがあります。
どちらのETFも高配当で魅力的ですが、自分の投資目的やリスク許容度に合わせて選ぶことが大切だと思います。
私は今後もJEPQに注目していきたいと思います。もし興味があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
それではまた!
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