高配当ETFは、安定した配当収益を求める投資家にとって魅力的な選択肢です。
今回は、米国の代表的な高配当ETFであるVYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)と楽天の投資信託「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」、通称「楽天SCHD」を比較してみましょう。
基本情報
特徴 | 楽天SCHD | VYM (Vanguard High Dividend Yield ETF) |
---|---|---|
インデックス | ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス | FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス |
銘柄数 | 約100銘柄 | 約400銘柄 |
経費率 | 0.132%(実質的に0.192%) | 0.06% |
配当利回り | 約3.34% | 約2.63% |
決算頻度 | 年4回(2月、5月、8月、11月) | 年4回(3月、6月、9月、12月) |
為替ヘッジ | なし | なし |
インデックスの違い
楽天SCHDはダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスに連動しており、主に高配当利回りの米国株式に投資しています。
一方、VYMはFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動し、より広範な高配当株式に分散投資しています。
銘柄数と分散投資
楽天SCHDは約100銘柄に投資しており、集中投資の傾向があります。
これに対して、VYMは約400銘柄に分散投資しており、リスク分散がより徹底されています。
配当利回り
配当利回りに関しては、楽天SCHDが約3.34%とVYMの約2.63%を上回っています。
高配当を重視する投資家にとっては、楽天SCHDが魅力的かもしれません。
経費率
楽天SCHDの経費率は0.132%ですが、実質的には0.192%となります。
一方、VYMの経費率は0.06%と非常に低く、コスト効率が高いです。
まとめ
楽天SCHDとVYMはどちらも高配当ETFとして優れた選択肢ですが、投資対象の銘柄数やインデックスの違いにより、投資家のニーズに応じて選択することが重要です。
より広範な分散投資を求めるならVYM、高配当利回りを重視するなら楽天SCHDが適しているでしょう。また楽天SCHDは投資信託なので小額から自分好みに設定できます。
さらに詳しい情報や投資のヒントについては、楽天証券の特集ページも参考にしてください。
コメント