超高配当カバードコールETF徹底ガイド:FEPI/AIPI/CEPI

生活・お金
小型株やテック株、仮想通貨関連銘柄への投資に興味がある一方、安定的な分配収入も狙いたい──そんなニーズを叶えるのがREX SharesのカバードコールETFです。
ここでは、FANG+&Innovation特化のFEPI、AI関連のAIPI、暗号資産関連企業に投資するCEPIを、JEPI・QYLD・VYMユーザー視点で比較・検証します。

REX Shares社カバードコールETFラインナップ

テーマ ティッカー ベンチマーク/対象銘柄 想定ポートフォリオ数 月次コール売却 経費率(年率)
FANG+&Innovation FEPI FANG+構成株+イノベーション株 約20銘柄 実施 0.60%
AI関連 AIPI AI技術関連株(BITA指数連動) 約20銘柄 実施 0.60%
暗号資産関連 CEPI 暗号資産関連企業(BITA Crypto指数連動) 約20銘柄 実施 0.60%

メリット

  • 高分配金利回り FEPI:15%前後、AIPI:12%前後、CEPI:20%前後(2025年実績目安)。既存のJEPI(約7%)やQYLD(約10%)、VYM(約3%)を大きく上回るキャッシュフローを狙える。
  • テーマ特化で高成長株にアクセス FANG+やAI、暗号資産関連といったテーマに絞り、小型〜大型の高成長株を厳選。
  • リスク調整済みのカバードコール戦略 オプション売却による収益が下落リスクの一部を緩和。月次分配でキャッシュフロー計画が立てやすい。
  • 運用会社の実績 REX Sharesは小規模ながらカバードコールETFの立ち上げ実績が豊富。戦略の透明性も高い。

デメリット

  • キャピタルゲインの制限 株価上昇幅が大きい局面では売却済みコールがブレーキに。急騰局面の大幅上昇は取りこぼすリスク。
  • テーマ集中リスク FANG+やAI、暗号資産関連といった特定セクターに偏るため、相場下落時のショックが大きくなりやすい。
  • 経費率負担 0.60%はS&P 500連動ETF(VYM:0.06%)と比較するとやや高め。配当分でカバーできるが、トータルリターンへの影響は考慮が必要。
  • 税務処理の複雑化 月次分配&オプション取引の結果として、配当所得と譲渡所得の切り分けや外国源泉徴収など、確定申告が煩雑化する場合がある。

向いている人/向いていない人

向いている人

  • JEPIやQYLDの利回りでは物足りないキャッシュフロー重視の投資家
  • テック・AI・暗号通貨関連に中長期で成長ポテンシャルを感じる人
  • 分配金を再投資せず生活費などで利用したい人

向いていない人

  • 相場の急騰時に高いキャピタルゲインを追求したい人
  • 分散投資を最重視し、特定テーマの集中リスクを避けたい人
  • 経費率や税務の煩雑さを嫌い、極力シンプルな運用を望む人

配当利回り・費用比較

ティッカー 配当利回り(目安) 経費率(年率) 主なベンチマーク
FEPI 約15% 0.60% FANG+&Innovation
AIPI 約12% 0.60% AI関連株(BITA)
CEPI 約20% 0.60% 暗号資産関連株
JEPI 約7% 0.35% S&P 500
QYLD 約10% 0.60% NASDAQ 100
VYM 約3% 0.06% FTSE High Yield

まとめ&次のステップ

FEPI/AIPI/CEPIは高利回りとテーマ特化を両立するカバードコールETFです。

JEPIやQYLDの次の一手として、より攻めの分配戦略を取りたい投資家や、AI・暗号資産関連株の成長ポテンシャルを享受しつつ安定的な収入も確保したい人には魅力的と言えるでしょう。

一方、テーマ相場の急落リスクや税務の煩雑さを許容できない場合は、分散性の高いVYMや純粋インデックスETFとの組み合わせを検討してください。

もっと深掘りしたい場合は、以下テーマも合わせてチェックを。

  • 分配金の税務処理をシミュレーションする方法
  • カバードコール戦略が機能する市場環境の読み方
  • テーマETFをポートフォリオに組み入れる際の適切なアロケーション割合

これらを押さえれば、より自分のライフプランにフィットしたETF戦略を組み立てられます。次回は「カバードコールETFの活用タイミング」を掘り下げますのでお楽しみに!

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