断食と健康。オートファジーを簡単に説明。

生活・お金

「食べないって栄養不足になったりして健康に悪いのでは?」

「断食なんて耐えられない。食事制限なんて無理」と思う方も読めば考えが変わるかも。

オートファジーとは

「オート」は「自己」で、「ファジー」は「食べる」という意味。

オートファジーは、酵母や植物、動物など、すべての真核生物に備わっている細胞内の浄化・リサイクルシステムです。

細胞内の変性タンパク質や不良ミトコンドリア、さらには細胞内に侵入した病原性細菌などを分解して浄化することで、さまざまな病気から生体を守っています。

また栄養状態が悪くなったとき、過剰なタンパク質を分解して、生存に必要なタンパク質にリサイクルします。

普通に生活をしていてもオートファジーは行われてはいますが、断食をすることでさらに効果があります

簡単に言うと

古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせる仕組みです。

自食作用とも呼ばれており、壊れた細胞をお掃除してくれます。

さらに、その不要なものを材料に新たなタンパク質を作って、細胞がどんどん生まれ変わっていくので肌つやもよくなりますし、体内から老化予防(アンチエイジング)の効果が得られます。

メリット

  1. 病気を遠ざける
  2. 胃腸が元気に
  3. ダイエット効果
  4. 老化予防(アンチエイジング)

病気を遠ざける

発癌や生活習慣病、心不全、腎症、感染症、各種の炎症、神経変性疾患、認知症など、さまざまな重要疾患の発症を抑止していることが分かっています。

身体のあらゆる分野・場所には細胞があるためいろいろな疾患に効果があります。

胃腸が元気に

食べない時間を作ることで、内臓を休める時間が確保でき機能回復します。

また内臓の消化・吸収・解毒・排泄機能が高まり腸内環境の改善がみられ便秘などにも効果です。

ダイエット効果

空腹時間を設ければオートファジーの効果を発揮し、血液中の糖質や脂質が減少し、血液や血管の状態が改善されていきます。

そのため健康で太りにくい体質へと変化します。

また余分なカロリーを摂取する時間が減ります。

老化予防(アンチエイジング)

加齢とともに細胞の減少や機能の低下や弱体化があらわれます。

オートファジーにより古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせることにより加齢による細胞の弱体化を防ぎます。

肌つやが良くなるだけではなく、年をとると疲れが溜まりやすい(慢性疲労)と感じている人にも効果的です。

デメリット

  1. 筋力の低下
  2. 個人差がある

筋力の低下

オートファジーにより細胞(タンパク質)を新しくなります。

タンパク質を摂取しなければ体内のタンパク質が消費されため筋力が低下するリスクがあります。

個人差がある

多くの栄養を必要としている、成長している子供やアスリートなどには断食は向いていません

痩せてしまったり、ホルモンバランスが崩れて逆に病気になるリスクがあります。

一般的なやり方

1日2食 16時間断食です。

16時間は何も食べずに「空腹」をつくり(睡眠に8時間で前後4時間ずつ食べない時間をつくる)、残りの8時間は好きなものを食べてもOKというやり方があります。

どうしても空腹が辛い時は味付けをしていないナッツや糖質がカットされたヨーグルトを食べることができます。

注意点は筋力低下予防としてタンパク質を8時間の間に摂取し軽い運動をすることも必要となります。

体力や筋力をつけたい人は

上記の一般的なやり方だとなかなか体力や筋力が付きません。

8時間の間に一気に栄養をとっても腸に負担がかかりますし十分に摂取できません。

体力や筋力をつけたい人はオートファジーではなくHIIT(高強度インターバルレーニントレーニング)をしましょう。

HIITの効果は

  • 肉体的な活動は体内の炎症を抑え、心臓の健康を向上させる
  • 体脂肪を減らすと同時に筋肉量を増やし、常に身体を「脂肪燃焼モード」にする
  • ミトコンドリアの機能が向上により老化・疾病の予防

細胞レベルまでその効果が発揮します。

オートファジーと効果ほとんど同じですよね。

HIITはまた違う記事で紹介したいと思います。

まとめ

  • オートファジーは自己の万能薬となる
  • 病気や老化予防となる
  • 向いている人と向いていない人がいる
  • HIITも気になってしまう

個人差や自分にあった方法がきっと見つかるはずです。

健康で生きていきましょう。

今回はここで終わりです。ありがとうございました。

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