「男性看護師はやめとけ」
「男で看護師ってどうなの?」
こうした声は今でも一定数あります。
しかし、実際に現場で働くと 現実はだいぶ違う 一面もあります。
この記事では、
なぜ男性看護師は“やめとけ”と言われるのかを理由ごとに整理し、
最後に“本当のところどうなのか”も解説します。
■理由①:女性が圧倒的に多くて肩身が狭いから
看護の世界は女性社会。
病棟スタッフの9割が女性ということも普通で、
完全な女性の中に男子1人という環境になることもあります。
休憩中の女子トーク
人間関係のグループ
気を遣う雰囲気
こういう点で「居づらい」「しんどい」と感じる男性もいます。
■理由②:力仕事だけ頼まれることが多い
体格的に男性はどうしても頼られます。
体重の重い患者さんの移乗
ベッド移動
車椅子の昇降
重い物の運搬
これらを**“男だから”の理由で振られる**のは、ほぼ確定。
腰を痛める人も多いです。
■理由③:男性患者のケアを集中して担当しがち
女性看護師では対応が難しいケアは、
自然と男性看護師に割り振られます。
男性患者の陰部洗浄
入浴介助
身体拘束レベルの高い方の対応
「あなたしかいないから」と
常に負担が偏りがち。
■理由④:給料は思ったより高くない
「看護師=給料高い」というイメージがありますが、
実際の基本給は高くありません。
手取りは夜勤や残業で増えるだけで、
日勤だけだと一般企業とほぼ変わらないことも多いです。
家族を養うほどの高収入を期待すると、
ギャップで「やめとけ」と言われがちです。
■理由⑤:感情労働が多く、メンタルが削られる
看護師は技術職でありながら、
実際は“感情労働”の側面が非常に強いです。
患者・家族からのクレーム
泣く・怒る・暴れる患者さんの対応
終末期ケアの精神的な負担
男性だから平気というわけではないので、
精神的にきつくて辞める人もいます。
■理由⑥:キャリアの選択肢が女性より少ないこともある
女性は育児や家庭との両立を考えて
外来・クリニック・健診などデスクワーク寄りの部署へ
移動しやすい環境があります。
一方男性は…
病棟固定
夜勤多め
怪我人や緊急対応の多い部署へ行きやすい
「男性だから現場に残ってほしい」と言われることが多く、
働き方の自由度が低くなりがち。
■理由⑦:一部の人から偏見がまだ残っている
「男なのに看護師?」
「医者になればいいのに」
「女性の仕事じゃない?」
こうした古い固定観念を持つ人は一定数います。
今は男性看護師は珍しくありませんが、
偏見はゼロにはなっていません。
■理由⑧:出会いは多そうで意外と少ない
「女性が多くて出会いがある!」
という期待をして入る人もいますが、
実際は仕事が忙しく、
恋愛どころではないのが現実。
夜勤・勉強・家事で時間がなく、
オフは寝て終わることも多い。
■では結局、男性看護師はやめといたほうがいいのか?
結論:
合う人には最高の仕事。合わない人には地獄。
ただそれだけです。
✔ 強みが活かせる
✔ 需要が高い
✔ キャリアの幅は広い
✔ 職に困らない
というメリットがある一方で、
✘ 女性社会のストレス
✘ 力仕事の偏り
✘ メンタル負荷
✘ 収入の限界
といったデメリットがハッキリあります。
■まとめ
男性看護師はやめとけと言われる理由は、
女性社会がしんどい
力仕事の負担
給料が高くない
メンタルが削られやすい
キャリア制限
偏見が残っている
など、明確な根拠があります。
とはいえ現場では男性看護師は重宝され、
働き方の選択肢も広がり続けています。
「やめとけ」という声に惑わされず、
あなたがどう生きたいかで決めてOKです。



コメント