看護師は「安定してる」「手に職で強い」と言われる一方で、
現場の人間ほど 「看護師はやめとけ」 と口にします。
なぜそんな矛盾があるのか?
実際に現場で働いてきた経験から、リアルに書きます。
1. 想像以上に“責任が重すぎる”
ミス=命に直結する仕事。
点滴の滴下量
投薬ミス
観察の怠り
記録ミス
インシデント報告
「たった一つの判断ミス」が一生もののトラウマになります。
責任の重さに対して給与が釣り合っていない のが現場の感覚です。
2. 人間関係の影響がデカすぎる
看護師はチームプレイ。
1人でもクセの強い先輩がいると地獄。
詰所の空気が重い
常に誰かが怒られてる
理不尽な叱責
表では優しいのに裏で悪口
どの病院でも「人間関係が原因で辞める人」が圧倒的に多い。
3. 夜勤のダメージは“やってみないと分からない”
夜勤は身体を確実に壊します。
睡眠リズムが崩れる
常に眠い
生活が不規則
健康診断で引っかかりやすい
メンタルも削られる
若い時は強いけど、30代以降は一気にキツくなる のが現実です。
4. 給与は「多くない」。数字だけで騙される
求人の年収に “夜勤回数×深夜手当” が盛られているだけ。
実際は…
日勤のみ → 350〜420万円前後
病棟夜勤あり → 500万円前後
責任の重さ・ストレス・拘束時間を考えたら
決して割に合うとは言えない。
5. 休みでも休めない。“心が休まらない仕事”
看護師の休日は…
電話が来ないか心配
インシデント思い出して落ち込む
明日の業務を考えて憂鬱
勉強会や研修が休みを潰す
休んでるようで休めてない。
これが続くとメンタルがじわじわ削られます。
それでも看護師を続ける理由
ここまで書くと
「なんで辞めないの?」
と思われるかもしれません。
正直に言うと、
仕事を辞めても食いっぱぐれない
転職しやすい
手に職の安心感
無資格より選択肢が多い
これが看護師の“強すぎるメリット”。
嫌な仕事なのに簡単に手放せない理由がここにあります。
まとめ
看護師は、覚悟なしには続けられない仕事。
でも、一度資格を持てば人生の選択肢が広がる強さもある。
だからこそ私は、
「看護師はやめとけ。でも、資格は取って損しない」
といつも言っています。


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