「看護師はやめとけ」——これは、看護師として働いてきた中で何度も心の中でつぶやいた言葉です。華やかに見える場面もあるけれど、実際の現場は想像以上にハード。この記事では、なぜ“看護師はやめとけ”と思うほど辛いのか、そしてそれでも多くの人が辞めずに続けている理由まで、リアルにまとめました。
■ 看護師はやめとけと思う理由
1. 心がすり減るほどの責任の重さ
たとえ新人でも、一つのミスが患者さんの命に直結します。
- 常に緊張
- ミスを絶対に許されない空気
- 休憩中も気が抜けない
精神的に消耗するのは当たり前です。
2. 人間関係が本当にキツい
病棟は閉鎖的で、性格の強い人が多い職場。
- 言い方がキツい先輩
- ミスを許さない空気
- 陰口や圧力
人間関係で辞める人が多いのも事実です。
3. 体力的に限界が来る
夜勤・早番・遅番の繰り返しで体はボロボロ。
健康より仕事が優先されることもしばしば。
4. 給料は“多くない”
外から見ると高給に見られがちですが、実際は
- 夜勤をしてやっと普通レベル
- 仕事内容・責任の重さと合ってない
と感じる人がほとんどです。
5. プライベートが消える
連休が取りづらい、突然の呼び出し、生活リズムの崩壊。
自由はかなり制限されます。
■ それでも看護師を辞めない理由
「やめとけ」と思いつつ辞められないのには、はっきりした“現実的な理由”があります。
1. 給与が安定している
高くないけれど、確実に毎月入る安心感があります。
他職種に移ると収入が下がる可能性が高く、踏み出しづらいのも本音です。
2. 仕事がなくならない
景気に左右されず、全国どこでも働ける。
スキルが一生物なのも大きなメリットです。
3. 最悪パートでも生きていける
看護師資格はパートでも時給が高め。
どんな状況になっても“生活が成り立つ”安心感があります。
■ 「看護師はやめとけ」は事実。でも…
看護師の現場は本当に大変で、人に勧められるかと言えば、素直に言うとあまり勧められない。
それほど心身の負担が大きい仕事だからです。
でも同時に、看護師という資格には
- 強い安定性
- 高い再就職力
- 最悪の事態から自分を守る力
があります。
だからこそ、多くの看護師は「やめとけ」と思いながらも、辞めずに踏ん張っています。
■ 無理に続ける必要はないけれど、辞め方は慎重に
辞めたいと思うのは自然なこと。
でも、勢いで辞めると後悔する可能性もあります。
おすすめなのは
- まず“働き方を変える”こと(病棟→外来・病院→クリニックなど)
- 転職活動だけ先に始めてみる
- 自分の負担を減らす方向で動く
看護師を続けるか辞めるかは、あなたの人生。
どちらを選んでもいいし、どちらでも正解です。
■ まとめ
「看護師はやめとけ」と思うほど辛い仕事なのに、多くの人が辞めないのは、結局のところ安定性の力が大きいから。
このブログでは、看護師としてリアルな気持ちを発信しつつ、同じ悩みを持つ人が少しでも楽になるような内容を今後も書いていきます。



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