近年、投資家の間で人気のあるETF(上場投資信託)の一つに、配当収入を重視するものがあります。
その中でも特に注目されているのが、SDIVとSPFFです。今回は、これら二つのETFを比較してみましょう。
SDIVとは?
SDIV は、世界中の企業から安定した配当を受け取ることを目的としたETFです。
具体的な特徴は以下の通りです:
- 配当利回り: 約11.05%
- 年間総経費率: 0.58%
- 投資対象: 世界中の企業
- 配当頻度: 毎月
- リスク分散: 地域リスクの分散が可能
SPFF とは?
一方、SPFFはアメリカの高配当優先株に投資するETFです。
その特徴は以下の通りです:
- 配当利回り: 約6.12%
- 年間総経費率: 0.48%
- 投資対象: アメリカの優先株
- 配当頻度: 毎月
- リスク分散: 地域的には分散されていないが、優先株からの収入は課税上有利
比較ポイント
これらのETFを比較すると、以下のような違いがあります:
特徴 | SDIV ETF | SPFF ETF |
---|---|---|
配当利回り | 11.05% | 6.12% |
年間総経費率 | 0.58% | 0.48% |
投資対象 | 世界中の企業 | アメリカの優先株 |
配当頻度 | 毎月 | 毎月 |
リスク分散 | 高 | 低 |
SDIVとSPFFのデメリット
SDIV のデメリット
- 高い年間総経費率: 他のETFに比べて手数料が高いです。
- 配当の変動: 高配当を目指しているため、配当が不安定になるリスクがあります。
- 地域リスク: 世界中に投資するため、特定地域の経済状況や政治リスクが影響する可能性があります。
SPFFのデメリット
- 配当利回りの低さ: SDIVに比べて配当利回りが低いです。
- 投資の集中: アメリカの優先株に集中しているため、地域的なリスク分散が不足しています。
- 優先株のリスク: 優先株は一般株よりも価格変動が大きくなる可能性があり、また金利変動の影響を受けやすいです。
まとめ
SDIV ETFは高配当利回りを提供し、世界中の企業に分散投資することでリスクを分散させます。一方、SPFF ETFは低い経費率とアメリカの優先株に集中投資することで、安定した収入を目指します。どちらのETFも毎月配当を提供しているため、安定した収入を求める投資家にとって魅力的な選択肢です。
投資目的やリスク許容度に応じて、どちらのETFが適しているかを検討してみてください。
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