良い関係をつくるために本当に大切なこと
看護師の職場でよくある悩み。
師長と主任が合っていない
副主任が板挟み
管理職同士の空気が悪く、現場もギスギス
でも実は、
役割のズレが原因なことがほとんどです。
まず知っておきたい3者の基本的な役割
師長(看護師長)
病棟全体の責任者
人事・配置・最終判断
上層部との調整役
👉 「経営と現場をつなぐ人」
主任
現場のリーダー
スタッフ育成・業務調整
師長の方針を現場に落とす
👉 「現場のまとめ役」
副主任
主任のサポート
現場で一番動く存在
新人・中堅の橋渡し
👉 「現場と管理の中間」
関係が悪くなる典型パターン
① 役割があいまい
主任が判断できない
副主任が何でも背負う
師長が現場に降りてこない
👉 責任の押し付け合いが始まる
② 感情で動く関係
好き嫌いで任せる
注意がきつくなる
不満を裏で言う
👉 現場はすぐ察します。
③ 情報が止まる
師長の考えが伝わらない
主任が現場に説明しない
副主任が知らされていない
👉 不信感の温床
「良い関係」とは何か?
仲良しである必要はありません。
良い関係の定義はこれ👇
役割が明確で、対話ができる関係
良い関係の病棟で共通していること
① 師長は「最終判断」に徹する
細かい現場は任せる
迷った時だけ方向を示す
👉 主任が育つ
② 主任は「現場の代弁者」
師長に現場の声を届ける
師長の方針を噛み砕く
👉 板挟みでも価値がある役割
③ 副主任は「抱え込まない」
判断は主任に戻す
1人で背負わない
👉 副主任が壊れない
④ 3者で定期的に話す場がある
5〜10分でもOK
雑談+業務の確認
👉 関係性は量より頻度
関係性を良くするための現実的な工夫
✔ 期待を言語化する
「ここまでは主任に任せたい」
「副主任はここまででいい」
✔ 裏で言わない
不満は直接 or 場を決めて。
✔ 完璧を求めない
管理職も人間です。
もし関係が悪くなってしまったら
無理に変えようとしない
自分の役割に集中する
巻き込まれすぎない
👉 壊れる前に距離を取るのも正解
まとめ|良い関係は「仕組み」でつくる
仲の良さ ≠ 良い関係
役割・対話・裁量がカギ
現場を守るのは人間関係
管理職が安定すると、
病棟は驚くほど回り始めます。



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