「夜勤を始めてから太った」
「食べる量は変わってないのに体重が増える」
夜勤をしている看護師なら、一度は感じたことがあると思います。
実はこれ、
意志が弱いからではありません。
👉 夜勤は
体のホルモンバランスを壊し、太りやすい状態を作る働き方
だからです。
この記事では、
夜勤で太る本当の理由
コルチゾールなどホルモンの仕組み
太りにくくするための考え方
を、解剖生理ベースでわかりやすく解説します。
結論:夜勤は「太りやすい条件」が全部そろっている
先に結論です。
夜勤で太る理由は👇
ストレスホルモン(コルチゾール)が増える
体内時計が乱れる
血糖コントロールが崩れる
この3つが重なるからです。
夜勤で太る理由① コルチゾールが増える
コルチゾールとは?
コルチゾールは、副腎皮質から分泌される
ストレスホルモンです。
本来は👇
朝に高く
夜に低く
なるリズムがあります。
夜勤がコルチゾールを乱す理由
夜勤では、
睡眠不足
生活リズムの乱れ
精神的ストレス
が重なります。
すると👇
コルチゾールが常に高い状態
体が「危機状態」と勘違い
になります。
コルチゾールが太る原因になる理由
コルチゾールが高いと👇
血糖値が上がりやすい
脂肪を溜め込もうとする
特に内臓脂肪が増えやすい
👉 夜勤=脂肪を守ろうとする体
になってしまうのです。
夜勤で太る理由② 体内時計(概日リズム)が壊れる
人の体は、
朝に活動
夜に休む
ようにできています。
これを
体内時計(サーカディアンリズム)
と言います。
夜勤が体内時計に与える影響
夜勤では、
夜に活動
昼に睡眠
となり、体内時計がズレます。
すると👇
エネルギー消費が下がる
脂肪を燃やしにくくなる
同じ食事量でも
太りやすくなる状態になります。
夜勤で太る理由③ 血糖コントロールが崩れる
夜勤中はどうしても👇
夜中に食べる
間食が増える
糖質に偏りやすい
こうなります。
夜間はインスリンが効きにくい
夜間は本来、
インスリン感受性が低い時間帯
です。
そこに食事をすると👇
血糖値が上がりやすい
脂肪として蓄積されやすい
結果、太りやすくなります。
夜勤で太るのは「自分のせい」じゃない
ここ、かなり大事です。
夜勤で太るのは👇
意志が弱い
自己管理ができていない
からではありません。
👉 体の仕組み的に太りやすい
ただそれだけです。
夜勤でも太りにくくするための考え方
完璧な対策は無理です。
なので意識するのは👇
夜勤中は「軽くつまむ」程度
夜勤明けにドカ食いしない
睡眠を最優先
👉 太らないではなく
**「太りにくくする」**が現実的。
まとめ|夜勤で太るのは体の正常反応
夜勤で太る理由は👇
コルチゾール増加
体内時計の乱れ
血糖コントロール低下
という、
解剖生理的に説明できる現象です。
だから、
自分を責める必要はありません。
「夜勤は太りやすい仕事」
それを理解した上で、
無理のない対策をしていきましょう。



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