「それ、管理職扱いされてるだけかも」
「管理職だから残業代は出ない」
「管理職だから夜勤も仕方ない」
そう言われていませんか?
でも実はそれ、
法律的には管理職じゃない可能性があります。
看護師の現場には、
名ばかり管理職が本当に多いです。
そもそも「管理職」とは?【法律の基本】
労働基準法でいう
管理監督者とは👇
経営者と一体的な立場
労働時間の裁量がある
給与・待遇が相応に高い
ただ「主任」「係長」「リーダー」という
肩書きだけでは管理職とは認められません。
名ばかり管理職ナースの見分け方【チェックリスト】
① 夜勤・日勤のシフトを自分で断れない
夜勤免除されていない
人がいなければ必ず入る
シフトを自分で調整できない
👉 労働時間の裁量なし
これは管理職とは言えません。
② 残業代が出ない or 出にくい
「管理職だから残業代なし」
実際は定時で帰れない
書類は家でやる前提
👉 ほぼアウト
管理監督者でも、
業務量が過剰なら問題になります。
③ 人事・採用・評価の決定権がない
採用に口出しできない
異動・配置は決められない
評価は師長が最終決定
👉 裁量がない管理職
責任だけ押し付けられている状態。
④ 給料が一般看護師とほぼ変わらない
主任手当が数千円〜1万円程度
年収で見ると誤差レベル
👉 法律上、
管理監督者は「高待遇」が前提です。
割に合っていなければ要注意。
⑤ トラブル対応だけ押し付けられる
クレーム対応係
インシデント説明役
上司不在時の矢面
👉 責任だけ管理職
権限がないのに責任が重いのは危険。
⑥ 「管理職だから」で説明が終わる
なぜ残業代が出ないか説明なし
法律の話をすると濁される
👉 一番怪しいサイン。
名ばかり管理職ナースが多い理由
看護師不足
現場を知る人を離したくない
人件費を抑えたい
結果👇
肩書きだけ管理職
→ 責任だけ増える
という構造になります。
それ、違法の可能性もあります
管理監督者と認められない場合👇
残業代請求できる可能性あり
夜勤免除されなくても違法ではないが不当な場合も
サービス残業はアウト
※実際、
「名ばかり管理職」で裁判になった事例もあります。
名ばかり管理職から身を守るために
業務内容を記録する
残業時間を把握する
就業規則を確認
いきなり戦わない(転職・相談も選択肢)
まとめ|あなたが悪いわけじゃない
管理職=残業代ゼロ ではない
肩書きより「実態」が重要
消耗するのは構造の問題
「おかしい」と感じる感覚は正しい。
まずは
知ること=守ること。



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